部屋を開けたら子供がいた?
鍵を開け、ドアを開けるとありえない声が・・・
「パパ・・・?」
私は「え・・・・?」というのが精一杯。
そこには妻とともに出ていったはずの子供がいた。
「お、おかえり・・・」と言うと、子供が駆け寄り抱きついてきた。
私はギュッと子供を抱きしめた。
奥の部屋から妻登場
奥の部屋から「おかえり~」と声が聞こえる。妻だ。
妻の顔を見ると笑っている。
1ヶ月以上見ていない妻の笑顔だ。
その瞬間、「あぁ、自分はやっぱりこの人が好きなんだ」と素直に思った。
妻は子供と共に忘れ物を取りに帰ってきていたようだ。
しばしの休戦?それとも終戦?それとも?
妻は終始笑顔だった。
私の目をしっかりと見つめ、話をしてくれた。
まるで今までの戦争が嘘だったのではと思ってしまうほどであった。
子供は私に抱っこ抱っこといい、私がまた居なくなるのを防ごうかとしているようだった。
抱っこ中、子供は私の顔になんどもパンチをした。
いつの間にグーパンチを覚えたのだろうか。
子供心ながらに「寂しかったんだぞ!クソパパ」
と言っている気がして、ひどく胸の奥が痛んだ。
たぶん、私は複雑な笑顔で子供を抱きしめていたと思う・・・。
休戦でも終戦でもない、「冷戦」であった
妻との話し合いはお互い時間がなかったので、後日改めて、ということになった。
二人とも次回の議題になりそうなことはちょこちょこジャブのように、
様々な話題の中にちりばめて話していたと思う。
私は二つだけ妻にしっかりと伝えた。
それは、
「妻に対し、敵対心はないから不安にならないで欲しい」
「今まで、至らなかった部分が多々あった。本当にごめん」
ということ。
自分の行っている「家族再構築」への行動は間違っていないだろうか。
時々思うことがある。
このまま「家族再構築」がうまくいかなかったとき、私はどうすべきなのか。
もしかしたら、「刺し違えてもいいから」という気持ちで、
どんな手段を使っても親権を取るという考えに達するかもしれない。
でも、今の自分の中にある「良心」は、それを望んでいない。
そして、子供たちが必死に私たちに訴えている「また一緒に住みたい」という気持ちを踏みにじるような父親にはなりたくない。
今まで駄目な父親であり、夫であったが、
「父親であり、夫」であったことは紛れも無い真実である。
それが偽りでない限り、私は自分自身を正し妻や子供たちの理想の父親になろうと努力し、達成することが私の責務であり、生きる活力なのだと思う。
ダイソン公式オンラインストア
いつもご覧頂きありがとうございます。
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
よろしければ★★クリック☆☆お願いします!
離婚危機の回避・夫婦再構築の励みになります!!